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真珠(パール)のテリは、光沢とは異なった現象です!
真珠(パール)のテリは、光沢とは異なった現象です
真珠の「テリ」は、宝石としての真珠にとって最も重要な品質要素です。テリと光沢を同じ現象として誤解されることがよくありますが、光学的には全く異なった現象です。
光沢: 光の真珠表面での反射のこと
テリ: 光の真珠表層部での干渉現象のこと
光の干渉現象とは、身近な例でいいますと、真珠のあの美しい色を思い描いてください。表面が虹の七色に輝いていますが、これは光の干渉現象による分泌された現象です。なおここで発する色のことを干渉色とか光彩色と呼んでいます。
真珠層のきめの細かさがテリを作ります
真珠と、真珠を作る貝殻内面は真珠層からできています。
真珠層の多層構造が光の干渉現象を起こします。
多層構造のきめの細かさが真珠の輝きをだします。
では、きめの細かさ、とはどういうことでしょうか?
真珠層をミクロに観察しますと、カルシウムの結晶層と薄いタンパク質の膜が交互に積み重なってできています。結晶層の一層の厚さは200~500ナノメータ、タンパク質の膜はそれの数十分の一です。真珠層の厚さが1ミリメータとすると、結晶層とタンパク質の膜は、2000~5000層積み重なってできていることになります。
こういう構造が光の干渉現象を起こしますが、きめの細かさとは、このような極めて薄い層が(必要条件)、整然と積み重なっている(十分条件)という、必要・十分条件を満たしている真珠層構造を言います。
最も難しいのがテリの評価です
真珠の品質要素の中で、最も重要なのが、テリですが、同時に最も難しいのがテリの評価です。北窓光線の下で、習熟者による目視評価が一般的な方法です。輝度測定装置などを使って、テリの一面を図ることも可能ですが、厳密な評価となると、人間の目になります。
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