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0.03%の奇跡。最高品質の真珠、特選真珠。
「あの、花珠真珠が、な、なんと、29,800円!!!!」
パールが気になる方だったら、テレビショッピングなどで一度はこんなフレーズを耳にしたことがあるのでなないだろうか。
「へえ、花珠なのに、そんなにお安くできるの!?」
「企業努力に、努力を重ねて、、、、お客様のために、、、」
この話は、事実であるとも言えるしそうでないとも言えます。
この「花珠」という言葉、真珠産業の中で古くから使用されている言葉で、もともと、漁師が真珠の浜揚げし品質ごとに分類する際に、ハナ(端)・ドウ(胴)・スソ(裾)・ドクズ(屑)という言葉を使っており、そのトップのハナ(端)から端珠(ハナダマ)→華珠という言葉が使われるようになったようです。
ところが、真珠の品質評価が形・キズ・色・巻き・テリといった個別要素を元に総合的に判断されるかなり難しいものであることから、華珠と評価される真珠の中でも当然良いものからそうでないものまで、その品質レベルにおいてかなり差があるというのが実情なのです。
このことから「花珠」という言葉の意味を、販売にとって至極都合よく解釈し、【花珠真珠鑑別書等が付属している真珠製品=最高品質】というように連想させるような販売手法が出てきています。
以下、日本で最も歴史ある業界組合である日本真珠輸出加工協同組合からの引用です。
当組合が把握する限り、花珠真珠等の最高品質を示す鑑別書付き商品であっても個々の品質の差が大きく、「花珠真珠」の呼称を使用した鑑別書がついた真珠製品全てが最高の品質であるとは限りません。
このように花珠という鑑別書がついた商品であっても、実際のところその品質にはピンからキリまで存在している、というのが冒頭に挙げたテレビショッピングのような事例、ということになります。
このような状況を危惧し、世界中の消費者が誇大広告ともとれるような手法に惑わされずに、適切な商品を適切なかたちで選択できるように、業界のプロである日本真珠輸出加工協同組合が、本当に優れた最高品質の真珠を選別したものが「特選真珠」と呼称される真珠です。
当組合が認定する特選真珠では、真の最高品質の真珠を選び抜くことに特化し、「最高品質の真珠」=「特選真珠」の位置づけを明確に致しております。
尚、特撰真珠には全ての特撰真珠製品に現品のお写真が掲載された特選真珠認定証を発行致しております。
平成20年度から平成25年度にかけ、農林水産省公表の漁業・養殖業統計年報から推測される、アコヤ真珠ネックレス(生産を8mm基準とした場合)の平均生産本数は550,000本となります。
そのため、【アコヤ真珠ネックレスの平均生産本数550,000本】と【平均特選真珠認定数184本】との比率では、およそ0.03%の確率で毎年生産されている事となり、数値上においても特選真珠の希少性をご理解頂くことができます。(引用:日本真珠輸出加工協同組合Webサイト)
このように特選真珠は、全体の0.03%しか認定されない非常に貴重な真珠です。
銀座WATATSUMIでも、日本が世界に誇れる産業の一つである真珠産業がより健全なかたちで発展していくために、また消費者の皆様にご自身でご利用になる、ならないは別として、まず最高品質の真珠をご覧いただきたいという想いから、特選真珠を店頭にご用意しております。
また特選以外の真珠においても、真珠科学研究所がその品質を保証するオーロラ花珠や、オーロラ天女といった高品質の真珠を中心にご用意しております。
銀座WATATSUMIのコンセプトでもある、
1 これまでよりもっと産地や生産者の情報を開示すること。
2 正しい真珠の知識を消費者へ提供すること。
3 品質に応じた適正価格で販売すること。
これらを具現化するために、まず最高の品質の真珠を見て頂き、そのうえでご自身のご予算やご要望に沿った商品を選択頂きたい考えています。
みなさん、銀座WATATSUMIに足をお運び頂き是非一度、特選の美しさに触れてみてください。
その美しさがあなたを真珠目利きの世界へと誘うきっかけになるかもしれません。