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タヒチアンパール、アコヤとは違うその魅力
タヒチはクロチョウ真珠の名産地。ただそこに至るまでには様々な想いとドラマが。タヒチアンパールには真珠の王様と呼ばれるアコヤ貝とは違う大きな魅力があります。クロチョウ貝に代表されるタヒチアンパールの輝きに触れてみたくなること間違いなし。ここではタヒチアンパールの魅力についてお伝えします。
豊富なカラーバリエーション
タヒチアンパールは豊富なカラーバリエーションが大きな魅力です。クロチョウ真珠と言えば黒真珠というイメージが定着しているかと思われますが、実際には黒真珠だけではなく、ピーコックグリーン、ブルーブラック、チェリー、ピスタチオ色などの様々なカラーの真珠が生成されます。真珠のカラーは個性やファッション性を表現するために大きな力を発揮します。
養殖技術による発展
タヒチアンパールのカラーバリエーションは豊富にありますが、それは養殖真珠に限られます。タヒチの天然のクロチョウ貝からそのようなカラーの真珠は見られず、日本人がタヒチの真珠養殖に力を貸したことで生まれた産物。日本の真珠養殖がタヒチアンパールを生み出したといっても過言ではないでしょう。真珠貝にはそれぞれ異なる魅力があります。多種多様な真珠の中からお気に入りのものを探してみてください。
クロチョウ貝の魅力とは?
クロチョウ貝の魅力は真珠粒の大きさ、カラーバリエーション、そして真珠養殖に適しているという点です。アコヤ貝は小さめな粒の白色真珠が基本となりますが、クロチョウ貝は粒の大きな真珠やドロップ型の真珠、そして個性豊かなカラーの真珠を生み出します。真珠は高価なものというステータスになりますが、それ以上にファッションのとしての役割を担っています。素敵なファッション性を演出するには個性やアクセントが必要不可欠。そのためにタヒチアンパールを利用してみてはいかがでしょうか。
参照
真珠の世界史 富と野望の五千年(山田篤美著/中央公論新社)