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大型の真珠が魅力!! クロチョウ真珠とシロチョウ真珠のこと、ご存知ですか?
クロチョウ真珠とシロチョウ真珠はアコヤ真珠と対照的な特徴があります。真珠を作ることに適しているので真珠ができる割合が高く小粒の真珠ができやすいアコヤ貝に対し、シロチョウ貝とクロチョウ貝は良質な真珠ができる割合は低いですが大粒の真珠ができます。大粒の真珠はアクセサリーのアクセントになるので要チェック。クロチョウ真珠とシロチョウ真珠についてお伝えします。
クロチョウ真珠の特徴とは?
クロチョウ貝は殻高が20cm程の大きさを誇る大型の真珠貝です。真珠のカラーはグレーや鉛色、銀白色のものを生成し、形はいびつなバロック真珠が多いけれども、稀にドロップ型(零れ落ちる涙のような形)や球体の形をした真珠がでます。ただその割合は非常に低く、40万個に1個という途方もない確率となります。クロチョウ貝の生息分布は広く、日本では沖縄や南九州、世界ではパナマ、タヒチ、ハワイ、紅海、アラビア湾が主な産地となります。
シロチョウ真珠の特徴とは?
シロチョウ貝は殻高が30cmに到達するほどの大型の真珠貝で、その中では世界最大です。カラーは非常に美しい銀白色のものを生成するので人気の高い真珠貝ですが、クロチョウ貝以上に真珠ができる割合が低く、その希少価値は絶大です。生息分布は限られており、オーストラリア、ミャンマー、インドネシア、フィリピンに生息しています。
大型の真珠の魅力
大型真珠の最大の魅力は存在感です。ワンポイントに1粒の真珠をファッションに取り入れるだけでも品格を出すことができます。ピアスやイヤリングにも適しており、特にドロップ型のクロチョウ真珠は一見の価値あり。真珠がもつ奥ゆかしさと光沢は見るものすべての心を掴むほど。冠婚葬祭やパーティの場で身に着ける用にひとつもっておくことをおすすめします。
参照
真珠の世界史 富と野望の五千年(山田篤美著/中央公論新社)