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クロチョウガイとシロチョウガイ
クロチョウガイとシロチョウガイについてご存知ですか?
クロチョウガイとシロチョウガイは、アコヤガイと同じウグイスガイ科に属する、熱帯、亜熱帯産の大型真珠貝です。
アコヤ貝とは対照的で、真珠を生み出すことは少なく、だけど、できた真珠は大型だったのです。
クロチョウガイ(Pinctada margaritifera)
色はグレー系、40万個にたったの1個だった?!
クロチョウガイは殻高20センチ前後の大型の貝で、真珠層の周縁部分が黒くなっています。
真珠貝からとれる真珠(パール)は、真珠層の色彩を反映しているのですが、天然の世界では、クロチョウガイの真珠は、淡黒よりもグレーや鉛色、銀白色の真珠になることがおおかったのです。
形はバロック真珠が多く、それでも、10ミリを超えるような球系真珠やドロップ真珠が時々出ました。
一説によると、真珠を生み出す割合は、40万個に1個の割合だったそうです!
クロチョウガイの分布は広く深い海域にすむ!
- ・アラビア湾や紅海が古来有名
- ・沖縄や南九州
- ・タヒチやハワイなどの太平洋
シロチョウガイ(Pinctada maxima)
世界最大の真珠貝!
シロチョウガイは、殻高が30cmに達するものも存在するそうです。20cm位の貝の重さは、なんと800g(アコヤガイは40g)
シロチョウガイの真珠は、クロチョウガイよりも更にとれない貝でした。
真珠層は分厚くなめらかで、美しい銀白色
美しい色から、工芸品や螺鈿細工に最適だったそうです。そのため、貝殻が目的で追い求められた貝となった。
シロチョウガイの生息地域は限られた海域のみ!
- ・オーストラリア
- ・フィリピン
- ・ミャンマー
推進130メートルにたっするような深い海にも生息しています。
(参考文献:真珠の世界史 中公新書)
希少性高い、魅力的なクロチョウ真珠、シロチョウ真珠ですね。
一度、実際のご覧にお越しくださいませ。