FAQ
よくあるご質問
Q.天然真珠はどうしてできるのですか?
奇跡的な偶然が重なってできます。
貝の中に砂や虫などの異物が入り、それらが吐き出されずに長い間体内にとどまることで、その異物が核となって真珠ができるきっかけとなります。
ただし、異物が体内にあり続けるだけでは真珠にはなりません。入り込んできた異物に対して「外套膜」という部位が反応するかどうかが天然真珠形成に大きくかかわってきます。
この外套膜とは普段”貝ひも”と呼んでいる部位で、その大きな働きのひとつが貝殻の形成です。
天然真珠ができるパターンは様々ありますが、一般的には、異物が貝殻と外套膜の間に入り込んでできます。そこに異物が入ると貝は刺激されます。そして、外套膜の表面が破れ、その膜のかけらと異物がくっついた状態で幕の中に入り込むことがあり、破れた膜のかけらが増殖した異物を包み込む袋(これを真珠袋とよびます)ができます。その袋の内側で貝殻の内側と同じ成分「真珠質」が分泌されはじめ、長い時間をかけてその異物を真珠質が何層にも包み込むことで天然の真珠が誕生します。